続きです。
そして、入院生活が始まりました。
肺炎という、文字通り肺が炎症を起こしていて、空気を吸ってもうまく酸素を取り込めない状態で、ものすごく酸素の薄いところで一生懸命ぜいぜいと息をしている状態になっていて、とってもしんどいはずなのだそうです。
先生や看護師さんが一日に何度も血中酸素濃度を測ってくれます。
上は酸素濃度で、下は脈拍なんだそうです。指にはめるだけで瞬時に数値が出ます。すごいですね。
95でぎりぎり、普通だと98とか100とからしく、94だと大人でもしんどいそうです。
なのに、高くても93とか、低いときは89とか。。。。
ちなみに私も一度測ってもらったら、98でした。そして思い切り息を止めてみましたが、下がらず。なかなか簡単には下がらないんだそうです。なので80代なんてほんとにしんどいらしい。
点滴と合わせて、すぐに簡易な酸素マスクも用意されました。
でも酸素マスクはニヒルちゃんが嫌がりなかなかまともに付けられません。
なので私はなるべくニヒルちゃんの口元に酸素マスクを近づけておくのが役目。
そして一日5回のネブライザー(吸入器)で気管を広げて呼吸を楽にする薬を吸入させること。
どちらもとっても嫌がりました。
そりゃ、空気が薄くて朦朧としているときに口元になにか持ってこられたら大人でも嫌ですよね。
かわいそうですが仕方ありません。でも嫌がるのを押さえつけてマスクをすることもできず、、、寝るのを見計らってそっと近づける。が約3日続きました。
2日目には喘息用のステロイド剤の点滴も始まり、ようやく入院4日目にして熱が下がりました。
そして5日目には少しずつ肺に空気が通り始めたらしく、6日目、ようやく昼間の血中酸素濃度がギリギリ95くらいになり、昼間のみ酸素マスクが外れ、7日目で寝ているときの酸素濃度もようやく95になり、夜の酸素マスクも外れ、呼吸の苦しそうな感じも朦朧とした感じも無くなり、昼間は元気になってきました。
この間、食欲もほとんどなく、白ご飯2口で終わりとか、全然食べずとか、のどが気持ち悪いのか10分おきくらいに水を飲みたがり、でも点滴もしていて自分ではコップを持たないので、その都度飲ませてあげて。
でもなぜかアイスは食べたがるので、病院内のコンビニに買いに行って食べさせたりとか。。。笑
あとは、点滴が切れるとアラームが鳴るのでその都度ナースコールするとか、、、
こう書くと保護者の私もしんどそうだと思われるかもしれませんが、間違いなく一番しんどいのはニヒルちゃんです。先ほども咳込みすぎて久しぶりに食べた晩御飯を全部吐いてしまいました。
私は3食おやつ昼寝付きって思えば全然楽。家事は一切不要だし。
個室だったからなので、気を遣うこともほぼなくて、意外と私は大丈夫でした。
(その証拠にブログを書く余裕がある!。でもほんとは図面を書かないといけない!笑)
長かったような短かったような。
足が届くよ~~って言ってます。笑
ちなみにこのベッドは幅1mで、マットの幅は85㎝です。
ここに二人で寝ています。
24時間付き添いだからと言って、保護者用のベッドがあるわけではありません。
私はまあまあ平気ですが、しんどい人はしんどいだろうな~。
そしてこの柵は上下可動になっていて、元気な子とかはこの柵を超えて落ちたら危ないということで、柵を高く上げなければなりません。
まさに檻です。
しかもこのベッド、診察や看護がしやすいようにだと思いますが、マット面の高さが70㎝ほどで高いのです。
ふつうはベッドって40㎝くらいの高さなので、椅子と同じくらいなので腰かけられます。70㎝だとテーブルと同じくらいの高さなのです。
そこに添い寝です。
ベッドを上り下りするたびに柵を上下させるか、またぐかしないといけないので、私は毎回足が攣りそうです。笑 せめて踏み台置いてほしい。
話は戻りますが、寝ているときの血中酸素濃度も上がってきたので、おそらく明日か明後日には退院できます。
ただ、今度は鼻水が少し出てきて、口呼吸になってしまい、咳が治まらないようになり、時々かなり激しく咳込んでしまいます。なのでどうなるかわかりませんが。
明日、(もう日をまたいでいるので今日ですが)3歳の誕生日です。
家に帰れるのか病室なのか。どうなることやらです。