前回の続きです。
尿管逆流症の疑いがあるということで、春休みに入り、終業式の翌日早速検査でした。
その前に、元の病院から呼び出しがあり、検査の次の段階についての説明がありました。
今度の検査で本当に尿が逆流してるのか、そうでないかがわかります。
逆流していたら、今度は今までも逆流していたと考えられるので、腎臓に損傷が生じていなかったかを調べる腎シンチグラム検査というものが必要になるとのこと。
逆に逆流していなかったら、尿管が通常よりだいぶ太いので、尿が腎臓から尿管を通って膀胱に行く間に、狭くなっている箇所や通りにくい部分があって太くなっている可能性があるので、尿の流れ方がどうなのかを調べる利尿レノグラム検査というのが必要とのこと。
やっといろいろ理解できてきた感じです。
仕方ないけど検査してもまた検査が決まりました。
そしてまず紹介された大きな病院の泌尿器科で膀胱造影CT検査です。
親としてもツライなーと気が重かったのですが、ニヒルちゃん本人は先生との話を横で聞いていて、私と二人になった夜寝る前などにいろいろ聞いてくるので、繰り返しちゃんと説明しました。
お水飲んだりご飯食べたりしたら、お腹の中でジンゾウがいらないものをオシッコにしてくれて、それが管を通ってボウコウっていうところに行って、オシッコが出るんだよ。
でも、ニヒルちゃんは膀胱の入り口から腎臓に反対方向に逆流してるかもしれなくて、そこにバイキンが入ったりしたら腎臓が病気になっちゃうんだって。
ニヒルちゃんの腎臓は一つしかないからそうなるともっともっと大変なことになるからね。いまのうちに検査して直した方がいいんだよ。
だから今度、オシッコの穴から水みたいなのを入れて、逆流してるかどうか調べるんだよ。
などなど。
なんとなく理解したようで、覚悟を決めたようでした。
当日も、
痛くないと思うよ。だってお尻の穴にした時大丈夫だったし。と。笑
ガスが溜まっていた時に浣腸したのと同じイメージだったようです。
まあ、たしかに。違うといえば違うけど同じとも言える。笑
当日、アレルギー反応を抑える薬を点滴で投与。
もう点滴も慣れてきたのか泣かなくなりました。またまた2時間待って膀胱CT検査。
予想と違ったのは若い女の先生ではなくCT検査は違う専門の方で、女性1人と若い男性3人ほど。
でももうその時には気にならなくなっていました。そんなことを気にしていた自分をちょっと恥ずかしくさえ思えてきました。
一緒に部屋にいるかを迷っていたのにあっさり、ではお母さん外で待っててくださいねーと言われ、外にいながら中から泣き声がしないか心配していましたが何も聞こえず。
数十分後、なんと全然泣かず出てきました。
検査の方も、大人でも嫌なのに、子供がこんなにすんなり検査出来ることなかなかないですって感心されました。
ニヒルちゃんに後から聞いたら、痛かったけど泣かなかった!そうです。すごい!
で、結果、なんと全く逆流していないことがわかりました。
むしろ、え?です。笑
ということで、二日後に元の病院に戻り、利尿レノグラム検査。
尿管に異常がないか、尿管狭窄がないかを調べる検査です。
オシッコを実際する時にどんな流れ方をするのかがわかるんだそうです。
そのためには放射線に反応する薬を点滴で体内に入れCTを撮ります。その間短くても40分から1時間じっとできるかが問題らしく、子供はまず無理なので眠ってもらうよう麻酔を使用する予定で一泊検査入院になりました。
1年半前にRSウィルス肺炎で入院した病室。
今度は大部屋ですが、ミッキーの壁紙は同じでした。また来ちゃったなって感じ。
11時に入院して、12時過ぎには点滴開始。
点滴の包帯にコキンちゃんの手書きのテープが張ってあります。
看護師さんたちが書いたものかな。嬉しそうでした。
喘息発作予防のステロイドも点滴に入れて、一昨日の検査で膀胱カテーテルを泣かずに出来たので、眠らなくても大丈夫そうと言うことで再び点滴につながれたまま膀胱カテーテル挿入。もう私の精神的にも慣れてきました。笑
再び泣かずにできてほんとにエライ。涙
それから眠くなるシロップ(鼻炎薬などに含まれる安全性の高いものだそう)を飲むのですが、意外にもこれが一番てこずりました。味が甘すぎたようで、普段からちょっとでも嫌なものは頑なに拒否するニヒルちゃんは顔を背けて全然飲もうとせず。なんとかなんとかいろいろ脅しもしながら飲ませました。
そしてすぐにトローンとしてきたのですが、ストレッチャーに移動したり、先生が様子を見に来たりで結局眠るまで至らず。そのままCT室へ。
それから静脈麻酔をして深く眠らせるはずでしたが、麻酔は強い薬なのでアレルギーや副作用も可能性があるそうで、本来はなるべく使いたくないそうで、直前で、ニヒルちゃんはこのままじっとしていてくれそうということで、アンパンマンの動画タブレットを横に置き、麻酔はせず寝ないまま検査が始まりました。
造影剤が入り、モニター上で腎臓が白く映り、それから利尿剤を投与し、白く映った尿が尿管から膀胱に流れる様子がわかりました。
約40分、ニヒルちゃんはほぼ動くことなく検査終了。
結果、尿管は太くて蛇行している部分はあるけれど、滞っている部分はなさそうとのこと。
詳しい検査結果と今後の方針等は先日行った泌尿器科のある大きな病院で説明があるそうです。
まだはっきりはしませんが、腎臓は一つでも、尿管は太くて蛇行しているけれど、尿管逆流症も尿管狭窄もなさそうで手術等も不要だと思います。
よかった~~~。
約2か月間の検査の日々も終わりそうです。
検査を頑張ったご褒美にストライダーとドラえもんアイスケーキを買ってあげました。
うれしくて、雨だったので家の中で乗り回し、この後壁に傷が入りました。涙。
家の中で組み立てた私が悪いのですが。
週末にはお友達と一緒にストライダーコースへ。
とても楽しそうでした。平和なひと時。
今回本当に、お腹が少し痛いことで念のため病院に行き、念のためレントゲンを撮り、念のためCTを撮ったら片腎がわかり、そして、たまたま、かかりつけの病院に3か月間だけの期限付きで来られていた先生が小児の腎臓の専門の先生で、その先生にいろいろな疑いを詳しく検査してもらえました。
しんどかったけどとてもラッキーだったと思います。
もしあの時、病院に行っていなかったら、もしかしたら一生気づかなかったかもしれません。見つけていただいた先生方に本当に感謝です。